数年前に、道迷いをし山頂をふまず撤退してきた「秩父御岳山(ちちぶおんたけさん)」。
あれから多少の経験を積み、今の自分なら行けるはず――。そんな思いを胸に、かつての自分に決着をつけるべくリベンジ登山に挑んできました。
- 登った低山:秩父御嶽山(1080m)
- 所要時間:6時間(強石バス停発→秩父鉄道・三峰口駅着)
- 下山メシ:いのしか亭で紅葉鍋
- ハイキングした日:2026年2月14日(土)
【スタート】西武観光バス・強石バス停

【8:59】強石バス停を出発
スタートは西武秩父駅から30分ほど、西武観光バスに揺られた「強石(こわいし)」バス停。この路線のバスは本数が限られているため、事前の計画が必須です。
強石ルートで秩父御岳山(1,080m)を目指す

【9:28】強石バス停から御嶽山登山口に到着。
バス停から登山口までは、舗装路をショートカットする登山道がありますが、少々分かりづらいのが難点。今回は結局、ほぼ舗装路を歩いて進みました。
【注意】強石ルートのピンテは、必ずしも登山者用ではない

御岳山山頂を目指して登っていきます。

ここで事件が発生。右奥へと続くピンクテープ(ピンテ)を信じて進んだところ、再び道迷いをしてしまいました。あとから気がついたのですが、実はこれ、登山者向けではなく「林業用」の目印のようです。実は数年前に挫折したのも、まさにこの場所
でした。
気づかずに歩を進め、足を滑らせ斜面をずり落ち、腐葉土のクッションのおかげで怪我こそなかったものの、「また同じ過ちを……」と精神的なダメージが襲います。
「学習能力がないのか?」「山に拒まれているのかも」
一時は「もう帰ろう」下山も頭をよぎりましたが、「ここで諦めたら、1mmも成長していないことになる」と奮起。当時導入していなかったYAMAPアプリで現在地を確認し、無事に正規ルートへ復帰できました。この強石ルートのピンテは盲信せず、常に地図(GPS)で現在地を確認することをおすすめします。
地面がふっかふか!変化に富む強石ルートを登っていく
強石ルートに戻れば、そこには豊かな自然が待っていました。

ミツマタのプチ群生
花の時期に再訪するのも良さそうです。

お地蔵さまと祠
壊れてお地蔵さまの頭に乗っかってしまった祠を直そうと試行錯誤しましたが、力及ばず……。心の中で手を合わせます。

鉄塔付近の展望
パッと視界が開け、秩父の山々を見渡せる絶景ポイントです。
うっすら積もっている雪の上に残された「人間ではない足跡」に、熊鈴を忘れたことを大きく後悔しました。
秩父御嶽山へ踏み入る者を試すかのような痩せ尾根

強石ルートの真骨頂、いよいよ急坂の痩せ尾根に差し掛かります。
そこは、踏み入る者を試すかのような、潔いまでに峻厳(しゅんげん)な岩場。

左右が切れ落ちた痩せ尾根では、設置された補助ロープをお守りのように右手で握りしめ、四つん這いに近い姿勢で慎重に登ります。周囲は絶景ですが、一歩に集中するため、あえて少し先の足元だけを見つめて進みました。

幅がでてきた、うっすら雪の積もった痩せ尾根を進むと…
数年越しの思いが実現!秩父御岳山 山頂(1,080m)にお参り

【11:52】秩父御岳山 山頂(1,080m)に到着。強石バス停から3時間ほどで御岳山山頂に登れました。
ついに登頂!数年前の自分には到達できなかった場所に、今、立っています( ̄∇+ ̄*)

秩父エリアでみかける狼さんではなく、獅子タイプの狛犬さんが迎えてくれました。
この時期だからなのかもしれませんが、山道にはいってからあった登山者は、頂上にいたお兄さんただひとり。
「静謐な山」を登りたいひとに、おすすめです。
山頂でひと休みし、リベンジ達成の喜びを噛み締めました。
町分(まちぶん)/贄川(にえがわ)コースで三峰口駅目指して下山

【12:13】秩父御嶽山山頂から下山を開始。
帰路は「町分(まちぶん)/贄川(にえがわ)コース」を選択。最初は急坂の痩せ尾根を慎重に下ります。
雪を避け、端を歩くのは怖いというジレンマに沼ります。
「秩父御嶽山」と言えば、2025年4月の滑落事故です。気になったので調べたところ、事故があったのは「山頂から北東方向へ下山中、約320メートル地点の登山道」とあり、この辺りかと。

「タツミチ」の分岐を過ぎたあたりからは緩やかになり、ハイキング気分で軽快に歩けました。

強石コースの登山者を試すような厳しさと、町分コースの、のどかな森林と同じ「秩父御嶽山」とは思えないいろいろな表情があります。

【14:13】贄川(にえがわ)登山口に到着
登山口では、蝋梅が迎えてくれました。
このまま秩父鉄道・三峰口駅を目指さず、鹿肉を目指します。
【下山メシ】紅葉鍋@御食事処 いのしか亭

登山の締めくくりは、楽しみにしていた「下山メシ」。
今回はいのしか亭さんで、身体が温まる「紅葉鍋(鹿肉)」を堪能しました。
【ゴール】秩父鉄道・三峰口駅

贄川宿では、案山子たちがたくさん微笑みかけてくれます。
【14:58】秩父鉄道・三峰口駅到着
最後は秩父鉄道に揺られて帰路へ。
秩父鉄道も本数が少ないため、下山時間に合わせてバス(西武バス)での振替も検討しておくと安心です。
>西武バス 三峰口駅時刻表(三峰口・三峯神社・中津川方面(M))
【まとめ】秩父御岳山(強石コース→町分(まちぶん)/贄川(にえがわ)コース)
数年前の敗退から今日まで、少しずつ積み上げてきた経験が実を結んだ山行でしたヾ( ̄◇ ̄)ノ◇”
秩父御岳山の強石ルートは、低山とは思えないスリルと達成感があります。ただし、「ピンテの罠」と「痩せ尾根」には十分な注意が必要です。
充実感あふれるリベンジ登山になりました。

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