駅から徒歩でアクセスできるにも関わらず、登山者の稀(まれ)な印象がある「熊倉山」。長めの登山時間を考慮し、日が長くなってきた5月頭に、登ってきました( ̄∇+ ̄*)
- 登った山:熊倉山 (1,426m)
- 所要時間: 約7時間7分(秩父鉄道・白久駅発→武州日野着)
- 登山した日: 2026年5月2日(土)
熊倉山を約7時間で登山したコース

「熊倉山」とGoogleで検索すると「魔境」「魔界」といった物々しい言葉が並ぶこともあります。が、それはおそらく熊倉山頂からさらに奥(酉谷山方面)へと続く「檜尾根(ひのきおね)」の険しさ、厳しさ、あるいは山頂碑のおどろおどろしさ、「厳しさ」を伝える登山記録、ブログからくるものと推測されます。
今回は秩父鉄道・白久駅から城山コースで登り、山頂を経て日野コースから、武州日野駅へ下る縦走ルートを選びました。
このコースで熊倉山を登り、「怖い」印象は払拭され、また登りたい!と思いました( ̄Д ̄)ノ
秩父鉄道・白久駅発!城山コース登山口までは渓流沿いの舗装路を行く

【7:37】秩父鉄道・白久駅を出発。登山計画を立てたところ、所要8時間かかりそうなので、始発でアクセスをしました。
駅からしばらくは舗装路を歩きます。道沿いには涼しげな渓流が流れ、耳に届く水の音が登山の期待感を高めてくれます。

【8:27】途中、土砂崩落ため通行止めになっている「白久林道コース」を通過し、約50分ほど歩くと、いよいよ本格的な登山口に到着です。所要時間は長めですが、登山口への舗装路が含まれます。
写真右側の急な階段に苦笑いしたものですヽ( ̄ー ̄ )ノ
【熊倉山・城山コース】九十九折→急坂→岩場をアップダウンの繰り返し

木の根っ子の急坂を登り。

「これでもか!」という九十九折を丹念にたどっていきます。時折「道はここで合っているか?」と不安になる場面もありました。そんな時は立ち止まって振り返ると、うっすらとした踏み跡が見えてきました。

標高や、場所によって植生が変わるので、登っていて飽きがきません。

赤い葉っぱが綺麗な低木が、励ましてくれました。帰ってきて調べたところ、開花期を過ぎたアセビ(馬酔木)でした。最盛期にきたら、アセビが綺麗だったろうな。

岩から新緑のまぶしい樹木が生えています。

登るだけでなく、下りもあり、アップダウンを繰り返します。

面白い葉のかたちの樹木だよね、と見ていたら「あ、アカヤシオ(の花が散ったあと)」と気がつきました。あちこちで見かけたので、シーズンにきたらさぞ美しかったでしょう。

同じ場所に残っていた強風になびくアセビに微笑みつつ、目の前の急坂を登っていきます。

山頂に近づくにつれ、大きな岩が行く手を阻むようになります。岩に描かれた矢印をたどると、超えられました。なぜか岩場に差し掛かると風が強まり、何度か座って風待ちをしました。

ここが最後の急坂。ここを乗り切れば、山頂のはず!

悲しいほど、アカヤシオ、アセビの落花が。
これはこれできれいでした。
山頂碑で損してる!熊倉山の山頂(1426m)

【11:09】急登を終えて辿り着いた熊倉山の山頂。そこに鎮座するのは、どこかおどろおどろしい雰囲気を漂わせる独特の山頂碑です。近くで見るとちょっと怖いですが、遠目で見るとそんなことない。
山頂自体はあまり広くなく、風を遮るものもないため、適当な場所を見つけて休憩を取りました。眺望も控えめですが、この「何もなさ」が熊倉山の魅力かもしれません。
【熊倉山・日野コース】苔むした岩+渓流が美しい

下山は日野コースへ。こちらは城山コースとはまた違った表情を見せてくれます。ここでも落ちたアカヤシオの花が綺麗だが、悲しい。

しばらくは一般的な登山道が続きます。

が、次第に苔むした岩が目立つようになり、森の深みが増していきます。

芸術的な「バイケイソウ」「コバイケイソウ」だと思われる植物。初夏には緑白色、白色の小さな花を総状花序に咲かすそうな。

ハシリドコロ (走野老)の群生地もありました。
4月から5月に花を咲かせるそうな。花言葉は「殺したいほど愛している」((φ( ̄ー ̄ )。魔境にふさわしい花ですかね?

一ヶ所道を間違えそうになった部分があります。このような風景で、黄色と黒の縞模様の「トラロープ」が見えたら、左右に道を探すのではなく、後ろを振り向いてください。振り向いたら、右側にピンテが見え、道が見つかります。

そして何と渓流にでました。

ピンテとペンキ直書きの案内を探し、渡河しながら、先に進みます。

新緑と、苔むす岩と渓流が目に優しく、耳には水温が、鼻腔には水の香り、ひんやりとした空気と五感で楽しめました。
【ゴール】秩父鉄道・武州日野駅

【14:45】熊倉山山頂から、下り始めて約3時間、武州日野駅に到着。
約7時間の行程を終え、武州日野駅に到着。心地よい疲労感と共に、秩父鉄道に揺られて帰路につきました。
【まとめ】熊倉山の印象は魔境、魔界から聖域・清流に
熊倉山には「魔境」「魔界」のイメージを抱いていました。が、今回白久駅→城山コース→熊倉山頂→日野コース→武州日野駅と言うルートで登山をし「聖域」「清流」に変わりました。
熊倉山には、急坂、ロープ場があり、7時間から8時間ほどの長丁場に登山になります。ある程度の登山経験を積み、日の長い時期にでかけることをおすすめします。

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