秩父の山中に鎮座する三峯神社へこれまでの禊ぎと、これからの祈りのために参拝してきました。今回は、昔ながらの表参道から登り、裏参道を通って下山するという、三峯神社の自然と歴史を五感で感じるコースを選びました。
【スタート】西武観光バス:大輪バス停
【9;34】まずは西武秩父駅からバスに乗り、約35分で大輪(おおわ)バス停に到着。左の白い鳥居をくぐり、三峯神社表参道バスの本数は限られているので、事前に時刻を確認しておくことをおすすめします。
丁目石もたまにある!三峯神社の表参道を登る
【9:37】ここが三峯神社表参道の入り口です。神聖な空気に背筋がのびる思いです。今回はじめて「是より本社五十二丁」と丁目石があることに気がつきました。
2007年に廃止となったロープウェイの駅があったのは、たぶんこのあたり。この辺から、本格的な山道に入ります。
なだらかな山道をずうっと登っていきます。
少し前にくれば、白い花が咲き誇っていたのかな?
この橋の手前に、小動物のご遺体に見える何かがありました。橋を渡ってしばらく歩くと、新しめの排泄物がありました。もしかすると、熊がリアルに出現しているのかも知れません。
先人たちが踏む固めた道を感謝しながら進みます。
【10:15】清浄の滝に到着。
かってはここで身を清めてから三峯神社に向ったそうな。
この辺りには東屋も、ベンチもありひと休みするのにぴったりです。
二十五丁目の丁目石を見つけました。丁目石は一丁目から五十二丁目まですべてある訳ではなく、たまにあるよね、というイメージです。
【10:39】薬師堂跡に到着。かつてはここに薬師如来堂がありました。ここでは、旅人の病気の介抱をしたり、休憩所となったり、女人禁制であった三峯山に登ることが出来ない女の人を泊めたりしていたそうな。
階段を登っていき。
三峯神社の境内に到着!
【11:26】奥宮遥拝所に届きました。三峯神社の境内に到着しました。
お腹がすいたので、脇目もふらず、バス停・駐車場方面にあるお茶屋さんに向かいます(* ̄∇ ̄)ノ
絶景テラス席で登山メシ!大島屋さんで、わらじカツ丼
小鹿野発祥!秩父名物になったわらじカツ丼をいただきました。わらじカツは、わらじの形をしたカツが2枚ご飯の上にのっている丼です。カツには味がついているので、そのままパクパクといただけます。雲海と言えないこともない絶景を見ながら。
三峯神社で、禊ぎと祈りを捧げる
【12:11】さて、象徴的な三ツ鳥居をくぐって、参拝をしていきます。
こちらの随身門は、江戸中期に神仏習合の時代に仁王門として建立され、明治の神仏分離令によって仁王像を撤去したそうな。
青銅鳥居をくぐり、拝殿にお参り。土日だととんでもなくならんでいるのですが、平日だとさほど混んでおりませんでした。
遠宮にもお参り。
【12:39】左の道からきて、振り返ったところです。はい。遠宮は右の鳥居を道にはなくて、左の道にあります。裏参道からあがってきた方は、気をつけましょう( ̄ー ̄)o゛
三峯神社の裏参道を岡本バス停目指して下っていく
岡本バス停に向って下っていきます。新緑が美しい。
少し前までは、この白い花が咲き誇っていたのかな?
たぶん、この花かな?
倒れかかっている鳥居が痛々しい。
【ゴール】岡本バス停
登山道に別れを告げ、舗装路にでました。ここから7分ほど歩き、岡本バス停へ。あまり本数のない、岡本バス停に停まるバス(三峰口駅行き)に乗れました(* ̄∇ ̄*)
岡本バス停に停まるバスは超レアです。が、お隣のバス停「大滝温泉遊湯館」までは、徒歩17分ほどです。平日の午後であれば1時間に1本くらいバスがあります。三峯神社参拝でかいた汗を、大滝温泉で汗を流してもよいかもしれません。
【まとめ】三峯神社を表参道・裏参道経由で参拝したよ
バスや自動車でアクセスするのが一般的になった三峯神社。1967(昭和42)年6月に「三峰観光道路」が開通するまでは、こちらの表参道、裏参道でお参りしていました。不便だった時代に参拝した方たちが踏み固めた山道を歩き、長年の歴史に思いを馳せましょう。
【地図】三峯神社を表参道・裏参道経由で参拝
▼三峯神社を参拝するなら!ハイキング・登山4コース

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